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佐賀県立美術館開催「ジパング―平成を駆け抜けた現代アーティストたち―」

特別展「ジパング―平成を駆け抜けた現代アーティストたち―」が、2024年8月24日から10月20日まで佐賀県立美術館で開催されました。
佐賀県立美術館は初めて訪れましたが、周辺施設も含め本当に綺麗です。
本展は、平成時代に活躍した日本の現代アーティストたちの足跡を辿り、その独自の表現と魅力を紹介するクロニクル的な展覧会です。
平成23~24年に国内で開催された「ジパング」展を再編・発展させたもので、東日本大震災直後の日本がアートの力で癒され、新たな活力を得ることを目的とした展覧会をさらに深化させています。
今回は、平成から令和へと移行した現代の視点で、世界的に評価されるトップアーティストたちの作品を一堂に展示。
奈良美智《Through the Break in the Rain》(2020、豊田市美術館蔵)や、

池田学《誕生》(2013-2016、佐賀県立美術館蔵)、会田誠《灰色の山》(2009-2011、撮影:宮島径)、
村上隆《黄色い麦藁帽子の女の子》(2010、タグチアートコレクション/タグチ現代芸術基金)

など、平成の文化が世界の現代アートと融合・変容し、独自の表現を生み出してきた軌跡を体感できます。
また、草間彌生《南瓜 (GPLA)》(2011、作家蔵)といった、日本が誇るアーティストの象徴的な作品も展示されました。
これらの作品群は、平成という時代の複雑さと多様性を鮮やかに映し出し、アートがどのように私たちの心を動かしてきたかを再認識させてくれます。
平成の歩みを振り返りながら、現代アートの新たな可能性に触れる事ができる一日でした。